ある教える人の頭の中

教える技術(インストラクショナルデザイン)や学校教育について

【IQ131?】メンサのweb模擬試験受けてみた

天才たちの国際グループ「メンサ」

メンサって知ってますか?

MENSA(メンサ)とは、1946年にイギリスで創設された、全人口の内上位2%のIQ(知能指数)の持ち主であれば、誰でも入れる国際グループです。

https://mensa.jp/about.html

 とのこと。メンサは合格基準のIQは公開していませんが、ネット上では

・大体IQ130以上

・試験で全問正解

だと入れるという表記が多いです。

 

普通教育からこぼれた子たちの支援をしたいなあと思ってこちらの本↓を読んでいて、「各国の天才が見いだされる数」の比較として「メンサの会員数」が使われていたので、興味を持ってちょっと調べてみました。 

才能の見つけ方 天才の育て方

才能の見つけ方 天才の育て方

 

 

メンサの会員になるには「会員試験」を受けなければならず、しかしそのテストの予約が毎回すぐにいっぱいになってしまうので、国内ではテストを受けるのさえ難しいとのこと。また受験料として1万円ほどかかるようです。

「そもそも受けられないけど、いきなり受けてダメだったら超ダサいな~」

「英語とか使うんだったらちょっと勉強しないとな~(ノリ気)」

と思って調べてみると、

ノルウェーメンサの公式webテスト(無料)を発見しました。

Mensa IQ Test

トップページは英語ですが、年齢層を選んで試験開始するとあとは図形問題ばかりで英語は必要ありません。

この記事は、こちらのテストを受けてみての結果・感想・疑問を書いていきます。

 

結果

1回目…IQ131

スクショがないので言いっぱなしですみません。

「とりあえず」でスタートしてしまったので、実は時間制限があることとかどんな内容かとか全く分からずに始めてしまいました。

前半は問題が単純で簡単ですが、確認しつつのんびり解いていたら85%ほど解いたところでタイマーの存在に気付きました。急に焦りだしたものの途中で時間切れ。

結果はIQ131。「上位98.?%より上です」みたいな表記が出ていた気がします。

IQ130~が入れる可能性が高いということなので、入れるか入れないかのギリギリラインです。点数は分からないし答え合わせはできません。

時間制限に途中で気づき最後まで解けなかったので、「もう一度受けたら結果はどうなるか?」が気になって、直後にもう一度テストしてみました。

 

2回目…IQ135

2巡目してみると、問題は1巡目と全く同じことがわかりました。ということで前半はどんどん解いていきます。終盤になって初めて解く問題がやっとでてきてワクワク…したものの。

「解けない」

後半になるにつれて(体感では)難しくなっていったので、最後のほうは分かったり分からなかったりという状態でした。結果はIQ135。

全く同じ問題を2巡したのもあるので、IQ135もないと思います。

 

感想

パターンがあるので練習できる

最初のほうにも述べましたが、こちらの試験は図形問題のパターンを読み取るものだけです。もともとのIQは関係なく、問題集なんかでパターンを練習すれば解けるようになるかも?と思いました。

ひらめきの速さがIQの高さ?

練習できるとはいえ、時間制限という枠はあります。

巷では「反射的に答えられる能力なんてナンセンス」「ゆっくり考えて答えを出すほうがいい」なんて言われることもありますが、このテストを受けてみてひらめきの速さは頭の良さ(IQ)を測るのに有用なのかな?と思いました。

授業を組み立てるときに評価軸を考えるかと思いますが、「知識や考え方を身につけられているかどうか」の確認に「短時間で答えられるかどうか」という判断軸を用いるという考え方は正しいのかもしれない、と思いました。

上位数%の感覚はリアル

個人的には上位数%に入るけれどもメンサに余裕で入れるわけではない、という数値がやけにリアルでした。

上位2%と言っても学年に200人いれば4人は該当するわけです。
実際高校までは学年で1~3番目だったしそんな感じかなと。

また同時に、「この世の中は自分よりIQ低い人だらけ」という結果に少し怖くなりました。具体的には言いませんが、そういう人たちの下につくことの恐ろしさです。まだ若いので、いろんな理不尽な経験もしてきました。あの人たちのIQはいくつだったんだろう。ばかめ!!(私怨です失礼しました)

今後もそういうことが続くのかなあ。メンサでは「頭の回転が速い人はつい早口になってしまうから、ゆっくり話すといいよ」などの現実的なアドバイスもあると聞きます。

 

疑問

こんなテストでIQがはかれるのか?

こんなテストでというと失礼だし、この簡易テストが実際の詳細なIQ検査結果とどのくらいの相関があるのかまで分からないのですが、

まず知能指数を測るにしては時間も問題数も少ない。制限時間は25分だし、問題も35問しかない。「知能を測る」にしてはあまりに簡易的なのではないかと。

また単純に謎解きやパズルが好きな人はこういう問題が得意なのではないかと思いました。IQより慣れの問題です。

ただ、

・後半に行くにつれて難しさが上がった(ように感じた)

・分からない問題を思わず写メったけど、確かにいまだにわからないものもあってさらに高いIQが存在することを感じさせる

ことから、ある程度計算され、根拠のあるテストなのかなあとも思いました。

本当に私がIQ130もあるのか?

東大生の平均IQ120とか言いますよね。じゃあ私めっちゃすごくない?

と思ったのですが、ほかの人の試験結果はどうなんだろう?

ツイッターで「メンサ」「mensa.no」で検索してみたのですが、IQを公開している人のほとんどがIQ131とかIQ135です。ちらほらとIQ117の方やIQ124の方がいらっしゃる状況。

結果が悪かった人が公開せず、よかった人が喜んで公開しているということも考えられますが、母数を考えると中間層の人がもっと公開していてもおかしくないはずです。

ということは、

→この試験はメンサが意図的に良い結果になるようにしている?

→それはなぜか?受験料を獲得するため…?

→しかし、受験料がほしいなら、「人生で3回だけしか受験できない」と制限する必要がないのでは…

などとも邪推しています。

 

みんな受けてみて結果教えて

少し時間を取りますが、興味を持っていただいた方がいたらぜひ受けてみてほしいと思います。そして結果をコメント等で教えてください。

実はみんながIQ130超えだったら、みんなでメンサはあきらめましょう。笑

test.mensa.no

あとExcersise 32,33,34がいまだに分からないので悔しい。誰か教えて~